Last Update: 1999.12/31
7月24日土曜日、富士サファリパークに行く。 サファリパークでは「昆虫と遊ぼう」な一角があり、 入場料を取ってその中で昆虫(カブトムシやらクワガタムシやら)を探したり捕まえたり できるようになっていた。 うちはそこには入らなかったのだが、園内を歩いていてふと見上げたら、 道端の木の枝の先端のほうにカブトムシのオスがとまっていた。 昆虫と遊ぼうコーナーから逃げてきたらしい。 手は微妙に届かない高さで、どうしようかなあと思ったが、 ちょっと予定に追われていたので、 ちょうど通りかかった親子連れに教えてあげて立ち去った。 ちょっと離れたところで振りかえると,そこには人だかりがしていた。 たぶん、あの子供のものになったであろう。 その後はむみにきくと、 実はものすごく欲しかったらしい。 その場で言ってくれればなんとか取ってあげたのに。 そんなことがあった日の夜。(前振りが長いって?^^;) 裾野あたりの国道246を走っていて、夕食の為に道沿いの店に車を止め、 246沿いの歩道を歩いていると、 なんかちょっと離れた歩道をカブトムシのようなものが歩いている! (^^;; (注:暗かったのだが、TBは視力が良い) 周りを見ても巣はないし、親の姿もないし、(雀じゃないって)、 このままでは人か車に踏み潰されるのは必至。 というわけで保護された(拾われた)のが、かぶちゃん(はむみ命名)である。 本名はかぶおというらしいが、字はわからない。 こうして、うちに一夏限定の?新しい家族が加わったのであった。 ちなみに、はむみはかぶおのために、かぶ子を買ってあげようと 目論んでいるらしい… |
デパートなどに行ってみると、カブトムシが売られている時代である。 ちなみに横浜そごうではオスが350円、メスが150円で売られていた。 はむみは結局かぶ子を買ってあげるのはやめたようである。 その代わり(?)に、立派な切り株と、栄養万点のゼリー餌を買いこんだ。 死んでるのかと思って突っつくと、けっこう元気である。 日中は土に潜っている(というより潜ろうと思って頭だけ突っ込んでいる)ことが多い。 あまり面白くない生き物である。 |
ゼリー餌がなくなってしまったので、2・3日砂糖水で我慢してもらっていたが、 ゼリーに入っていた色々な栄養素が砂糖水では取れないとはむみが言うので、 急遽近所のマルエツでゼリー餌を買ってくる。お徳用20個入り400円くらい。 ところが! なんと かぶはそのゼリーを食べようとしない。 明らかにお腹がすいているにもかかわらず。 口をゼリーにつけてやると、普段はそのままぴくりとも動かず餌を吸い出すのに, このゼリーにそれをやると、なんといやいやをして逃げ出すのである。 外見は似てるのだが、たしかに違う製品で、こちらはなんと言うか子供だましの商品、 メロン味だの三種類くらいの味(匂いも強い)の入った製品であった。 どうがんばっても食べてくれないので、しかたなく買ってきたばかりのゼリーを全部捨て, 週末再び横浜そごうに行って25個入り500円くらいの、前と同じ物を買ってきた。
ぜいたくなグルメかぶであった。 ちなみに横浜そごうにはすでにカブトムシは売られておらず、店員さんの話では 「そろそろ死んでもおかしくない時期です」とのこと。 寒くなると死ぬのだろうか?寿命として日数がだいたい決まっているのだろうか? 今年の夏は異常に暑く長いせいか、まだかぶは元気である。 そういえば、かめを育てるときに使った ヒーターがあったな…
|
9月15日 敬老の日になってもまだ夏日が続いているこの頃。 かぶがあおむけになって地面の上でもがいている。 元に戻してやっても、すぐまたひっくり返ってしまう。 おなかが空きすぎているのかと、ゼリーに押し付けてやっても、 普段ならそのままぴたっと動きが止まって吸い始めるのにこの日はすぐ離れて またひっくり返ってしまう。 9月16日 朝 かぶがあおむけになって地面の上でじっとしている。 つっついてみたが、動かない。死んでしまったようである。 寿命を全うしたのだとは思うが、なんか苦しんで死んだみたいで悲しい… 毎朝出かける前に「かぶちゃん元気かい?」と声をかけ、 毎晩帰ってくると「かぶちゃん元気だったかい?」と声をかける楽しみが なくなってしまって寂しい…
|