星空の楽しみ

Last Update: 2003.02/10


2003年の主な天文現象! 専門的なことは除き、肉眼で楽しめるようなことを中心に
惑星を見つけよう! 土星って、肉眼で見えるんですよ
流星群 流れ星をみたい人!
惑星とギリシャ神話 惑星や衛星の名前にちなんだギリシャ神話のお話など少々:)


2003年の主な天文現象!


2003年はなんと言っても火星の大接近。
木星よりも明るくなる。
日食・月食は日本からは見られない。

5月7日、水星の太陽面通過が見られる。
午後2時過ぎから日没まで、日食を見るような用具を使って太陽を見てみよう!
次回は2016年。

8月31日、火星が衝。8月に大接近が見られる。
2年2ヶ月ごとに起こる火星の地球接近の中でも、 79年ごとに起こる「大接近」の年。

2月の明け方の空では、赤い星として知られる火星とアンタレスがすぐそばに見える。
4月中ごろの夕方が、水星を見る好機。



1月  1/04 しぶんき座流星群極大(1/04 09時)。条件は○
 1/11 金星が西方最大離角(※3)(−4.4等)
 1/16 土星が月の南2°38'を通過
 1/28 火星が月の北0°24'を通過
2月  2/02 木星が衝(※1)(−2.6等)
3月    
4月  4/16 水星が東方最大離角(※2)(+0.2等)
 4/22 こと座流星群極大(4/23 01時)。条件は○
5月  5/07 水星が太陽面通過(14:00頃から。食の最大16:50)
 5/29 金星食(14:00〜15:22東京)昼間である。
 5/31 金環食があるが日本では見られない。
6月  6/03 水星が西方最大離角(※3)(0.6等)
7月  7/08 金星が土星の北0°49'まで接近
8月  8/ 4 七夕(旧暦)。
 8/12 ペルセウス座流星群極大(8/13 08時)。条件は×
 8/15 水星が東方最大離角(※2)(+0.4等)
 8/27 火星の大接近(距離5576万km)
 8/31 火星が衝(※1)(−2.9等)
9月  9/11 満月。中秋の名月。
 9/27 水星が西方最大離角(※3)(−0.4等)
10月 10/27 金星が月の北0°05'を通過
11月 11/17 しし座流星群が極大(11/18 11時)。条件は×
12月 12/09 水星が東方最大離角(※2)(−0.4等)
12/15 ふたご座流星群が極大(12/14 03時)。条件は○


※1 地球から見て太陽と正反対の位置に来ること。 真夜中に真南に見える。観測しやすい時期。
※2東方最大離角 内惑星(水星、金星)が、地球から見て 太陽の東側にもっとも離れて見える位置に来ること。 夕方の西空に見つけやすい時期。
※3西方最大離角 内惑星(水星、金星)が、地球から見て 太陽の西側にもっとも離れて見える位置に来ること。 明け方の東空に見つけやすい時期。
※4 星が、他の星によって隠される現象。 一般的には、月の裏に隠れること。
太陽が月の裏に隠れれば「日食」。
「月食」は月が地球の影に入ることで、ちょっと違う。
※5仲秋の名月 旧暦8月15日の月のこと。
※6内合 内惑星(水星、金星)が、太陽と地球を結ぶ直線の、 地球に近い側を通ること。地球から見ると、太陽面の中を 通過するのが見られる場合もある。
※7外合 内惑星(水星、金星)が、太陽と地球を結ぶ直線の、 太陽の向こう側を通ること。外惑星の場合は単に「合」という。 地球から見て太陽とほぼ同じ位置なので観測は難しい。